2024年2月28日水曜日

会報25号冬号、郵送しました!

会報25号冬号、ようやく昨日郵送までたどり着くことが出来ました!

12月議会では市長の考えが市政にどの程度反映出来るようになってきたのかを問い、主人公が市民を行動指針に掲げる中で、市民目線での地域課題への取り組み実態や新年度への布石などお聞きしてみました。

詳しくは是非ご覧いただければと思います。

ちなみに本日2月28日は豊岡病院議会の開会日、明日は豊岡市議会の開会日となっています。今朝の豊岡病院議会では豊岡病院組合経営強化プラン策定にかかる全員協議会もありました。万年赤字体質だった病院組合がコロナ禍により年度当初は20億の内部留保を持つまでに回復していましたが、今期決算見込みでは11億取り崩し、さらに新年度予算では8億取り崩す赤字予算。経営体質強化が急がれる中で4月からの医師の働き方改革による勤務時間の制限・・・一度病院特集号を発行しないといけませんね。

あと季刊「ひろしんぶん」を読みたい!欲しい!と嬉しい声をあげてくださる方、読んでみてこう思ったなど感想もございましたら、ご一報いただければと思います。

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12月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。
前回9月議会の高評価から一転、守備範囲外でポテンとフィールドに落ちる質問の数々。
そんな12月議会の質疑の様子は、下記より動画をご覧いただければ幸いです。是非ご感想もお聞かせください。

2024年1月13日土曜日

遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。

 年の始まりから大変な幕開けとなりました。

 被災されました皆様には心からお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになった皆様に哀悼の意をささげます。

 ものの本によれば、私にとってこの2024年は、前半は覚悟を決めて行動し、今後の目標を定める必要がある年とあり、この1年の頑張りで人生が大逆転するとのこと。今年1年の行動指針としてしっかり胸に刻んで行動していきたいと思います。

 昨年からの区の組長に加えて正月当番としての役目が年末年始に今月半ば、党支部国政報告会が来月下旬に町内4カ所を企画、また地域医療福祉介護を発端に始めたワークショップが年度末までにあと4回などなど、議員以外の分野では年の初めからフルスロットル。

 議会は今月半ばの議会運営委員会で、新体制下での議会改革についての議論が再開。前節では議員定数と同日選挙こそが議会改革の本丸のように取り上げられ、それ以外はしないような言葉も一部会派からありました。しかし、自分たちの日ごろ努力する項目が挙げられておらず、今の自分たちの行動を顧みることがありません。本当に議員活動がしっかり出来ているのであれば、議員定数にせよ同日選挙にせよ後ろ向きな回答がなされることはないはずです。

 任期も半ばを過ぎ、後半に向けて襟を正して議員活動に真摯に向き合わなければなりません。今年は覚悟を決め、新しいことにチャレンジすることを心掛けてまいります。

 皆さんの一年のご健康とご多幸を願いつつ、豊岡市の一層の発展に尽力してまいります。

2023年11月30日木曜日

会報24号秋号、絶賛配布中です

会報24号秋号、もう始まる~~と焦りながら配布しています!

9月議会では台風7号を中心とした防災についてと人口減少を伴う社会環境変化、そして決算における歳入歳出について大項目3本でチャレンジしました。

冒頭に暑さに伴う学校体育館へのエアコン設置について、他の議員の質問の後押しになればと中学生の娘の声をお伝えしました。それが聞いたのか分かりませんが12月補正予算で中学校への大型スポットエアコンが上がってきました。是非予算を通したい!と思います。

9月議会の発言要旨については是非ひろしんぶん24号にてご確認いただければと。12月1日に郵送いたします。

あと季刊「ひろしんぶん」を読みたい!欲しい!と嬉しい声をあげてくださる方、読んでみてこう思ったなど感想もございましたら、ご一報いただければと思います。

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ちなみに9月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。
出番が4日目と後半だったので質問項目が結構重複して来ると予想したのですが、皆さんわが道を行くでほとんど重なることがなく・・・決算についてはほぼ触れる時間がありませんでした。
そんな9月議会の質疑の様子は、下記より動画をご覧いただければ幸いです。是非ご感想もお聞かせください。

2023年10月29日日曜日

議会日程をぬって視察ラッシュでした(後半)

〇会派管外視察(8/8-10)

 ・山形県酒田市「日本一女性が働きやすいまち宣言について/医療と介護の連携について」

酒田市
人口(R5/3/31)
96,777人
面積
602.98㎢
産業別
第1次 8.4%
第2次 25.8%
第3次 65.8%
分類不能 -%
就業人口
50,286人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時

女性
・女性活躍推進懇話会 働きたい女性が能力を発揮できるため施策へ反映する意見を
・3つの柱 働きやすい職場環境整備、家庭との両立支援、女性のチャレンジ支援
・達成を認識するのが難しい
・高校生や大学生に向けた女性活躍マークの周知、PR 市内高校生を採用する企業はメリットと感じている
・上限50万で奨励金制度
・エルボシ認定 女性活躍推進認定 全国9位 市内6社だが
・特別保育等子育て支援サービスの拡充、保育需要の多様性
・ITで副業や時間にとらわれない働き方 サンロクIT女子活動拠点を開設
・周知用ポスターでエルボシ認定に向かいたい企業、探求で学ぶ高校生、女性活躍志位新事業を一緒に考えてくれる市民が増えた
・企業理念に一致していると関心を持つ他県企業が増えた
・市民アンケートで若い世代の女性管理職志向が高いことがわかった
・出生数は減っているが給付金受給者が増えている
・県内初パートナーシップ制度 導入に当たって市内から後ろ向きな話はない
医療
・県内に4つの医療圏 地域医療連携推進法人を設立し地域の他病院との連携協働
・地域全体の連結決算で全体最適を考える
・県立病院と市立病院の再編統合 過疎化への危機感を関係者が共有していた
・議決権を病院機構と医師会で固定
・連携事業の状況として、医療職の確保が課題
・市職員が人員が不足している部門へ出向、人事交流で給与差額がある(病院機構の方が高い)
・地域フォーミュラリーは全国的に注目 医薬品の有効性や安全性、経済性を検討して選定し8500万の効果
・訪問看護ステーションは4つあったのを2つに 看護職員や夜間対応の課題があった 運営効率化・経営安定化・再編統合の協議 経営は安定基調に
・看護管理者ネットワーク会議 活動テーマ2点 感染から守る=適切な初期対応でクラスターを防ぐ・食支援の質の向上=誤嚥性肺炎を減少させる 介護看護サービスに横のつながり
・病床利用率の高い回復期 病床規模の最適化のため病床融通制度は全国で初めて 空床病床の見える化
・ちょうかいネット=地域医療ネットワーク IDリンクを採用しカルテの開示を義務付け 地域の健診センターとも連携 地域内医療がシームレスに出来るようになっている
・地域包括ケア 医療体の経営が成り立たないといけない 部分最適は地方では立ち行かないため再配分機能を持つことが重要

-所感-
 女性活躍社会については、豊岡市の取り組みも参考にされたとのことだが、はるかに進んでいる印象。女性副市長のリーダーシップは大きく、有言実行で宣言をPRしながら活動を段階的に広げていくことで効果が波及しながら持続拡大、企業誘致や採用にも寄与している。比べて豊岡市は巻き込み力が圧倒的に不足している。
 日本海ヘルスケアネットについては、間違いなく手本にすべき取り組み。理事長のリーダーシップによるところが大きく、当地域で実行するのであれば県や首長以外で実質的に権限を持たせて行動できるような体制を作るところからしなければならないと思う。ちょうかいネットのようなデータ連携体制は速やかに整えなければならない。豊病と出石医療センターを結ぶ22億の電子カルテシステムについて聞いてみたが、ちょうかいネットの安心感やIDリンクもそんなにかからない。やめるべきと絶句された。


 ・山形県山形市「シェルターインクルーシブプレイス・コパルについて/小規模特認校について」

山形市
人口(R5/3/1)
243,507人
面積
381.58㎢
産業別
第1次 3.25%
第2次 19.83%
第3次 76.92%
分類不能 -%
就業人口
118,135人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時

コパル
・雨天時や冬にのびのび遊べる施設が少なく児童遊戯施設を求める要望
・PFI(BTO方式)15年間の施設運営 (株)夢の公園は13社で構成
・ランドスケープとして計画 すべてが遊びと学びの場
・5感を大切 世代が異なる子どものエリアをゾーニング 遊びを触発する空間
・地域産材を活用 RCと木製アーチ 
・アテンダント制度 有償ボランティア 18から80歳まで40名 生きがいややりがいを感じている
・特別支援学校学級団体利用 無料で120分 学校や障害ある子どもにも利用できるシステム
・年間15から20万人くらいの利用 無料の施設 指定管理と自販機などの収入で運営
・補助金なしで市費で建築

小規模特認校
・市の中心部の小学校だが空洞化で人口減 維持できるかどうかのレベル
・3校あったが1校廃校で現在は2校
・パンフレットも作り大々的に募集したが希望者がいなかった
・就学ルール 兄弟姉妹が通っている所は兄弟姉妹が入れる
・中心部はドーナツ化から現在はマンションが複数 当時と変わってきた
・将来を見越して設計しないとなかなか難しい
・地域の方の協力は色々 昔からの地区の行事を行っていた学校
・適正化に向けて研究 市の現在の方向性は全校維持 後者は改築新築ではなくリノベーションで探る活動

-所感-
 山形市に児童遊戯施設は2カ所あり、「コパル」と「べにっこひろば」それぞれが相互に選ばれている。コパルは市民ワークショップや食育など市民交流機能もあり、必要な施設として活用されている。設計の段階から利用についての話し合いが持たれており、PFIとはいえ随契のような柔軟性とその後の運用も踏まえた整備方法は豊岡市のこども広場とは全く異なり、市民による市民のための取り組みに根差している。文教地区に立地されているため、周辺の小中高大特別支援学校との連携もスムーズで波及効果もある。運営経費は13年で30億。年間約1.7億の委託料だが15万人/年の利用との費用対効果をどう見るのかが一つのポイントかと。子育て施策効果や教育関係へ波及効果も含めたプラスとマイナスで判断しなければならないでしょうね。

2023年9月29日金曜日

議会日程をぬって視察ラッシュでした(前半)

 コロナが明けて、ほぼ3年ぶりくらいに議会の各特別委員会でも視察日程が組まれました。
 公私あまりにも多忙すぎるため、まとめに時間がかかってしまいましたが、公費でまちのためにしっかり勉強させていただく身として、見聞きするあらゆる事象から学びを得たいと思い、復習も兼ねてレポートしてまいります。

〇豊岡病院組合議会管内視察(5/22)
 以前日高医療センターについては聞き取りしたため、今回は残りの朝来医療センター、出石医療センター、公立豊岡病院をそれぞれ訪問してお話をお聞きしました。
 出石も朝来もそれぞれの院長先生の熱意や取組がセンターの持ち味につながっています。病院組合で大枠が決められる中、各医療センターの裁量もまた大きく経営に関与しており、うまく連動する仕組みとしての情報連携ネットワークの構築がさらに進化を促すのではと思いました。日高医療センターの診療所化もそうですが、普段病院にかかることがない健康な方のイメージする病院像と現実の状況はかなりズレがあるのではないでしょうか。
 一つの病院で完結する時代ではなく、急性期、回復期、慢性期など状態に応じて医療機関を変えていく、もしくはその症状を得意とする医師がいる医療機関を選ぶ、医師に直接訪問してもらったりオンラインで相談するようになってきています。

〇交通網問題対策等特別委員会県内視察(7/13)
 テーマ:地域公共交通の取り組み
 ・三田市「中型自動運転バスの実証実験について」

三田市
人口(R4/10/1)
108,577人
面積
210.32㎢
産業別
第1次 2.3%
第2次 22.8%
第3次 71.7%
分類不能 3.2%
就業人口
49,763人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時


・プレオールドタウンと化しているニュータウンの対応が中心
・実証地はウッディタウン、車道と歩道が明確に分かれている路線
・歩行者との混在が発生しないことがポイント
・将来的な生活路線として見込めるので選ばれた
・ウッディタウンは住系統 昼間の需要がほとんどなく交通渋滞は一切ない状況で運行
・現状はL2 L4を目指す
・アンケートでは、乗り心地や料金より安全性
・試乗した方は安全性への期待値は下がる
・基軸としてバス路線 1億3千万/台 車両価格が下がらないと手が出せない
・3つあるニュータウンのうち一番大きいウッディタウン 高齢化は深刻化していない
・三田里山スマートシティ構想はデジタルを活用してモビリティに 賑わい創出に効果を出したい
・1日6便無料 路上駐車は自動運転で判断できない
・グリーンスローモビリティ フラワータウンのラスト1マイルの手段として運行実証実験中

-所感-
 一言で言うと自動運転のハードルはまだまだ高く、自然環境が豊かな豊岡ではとても遠い交通モードという印象でした。


 ・猪名川町「チョイソコいながわについて」

猪名川町
人口(R5/4/30)
29,335人
面積
90.33㎢
産業別
第1次 2.6%
第2次 18.3%
第3次 75.4%
分類不能 3.7%
就業人口
13,228人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時

・アイシン精機がデマンド交通チョイソコ豊明市を実証 無償貸与
・会員登録制で予約は電話かネット
・乗り合い交通なので最大5分のずれしか発生しない
・全路線バスが慢性的な赤字
・コミュニティバスと路線バスは重複
・ネッツトヨタ神戸 車を売る時代から車がある社会で安全安心に暮らせるか提案
・福祉タクシーや介護タクシーとの競合はなく調整もない
・顔認証システムを導入 ショッピングなどへの利用実績はそこまでなく辞める

-所感-
 単純にいえばネッツトヨタの取り組みそのもので、町として交通モードの選択肢の一つではあるがウェイトは低め。路線バスの維持が最重要課題でした。


〇議会運営委員会管外視察(8/3-4)
 テーマ:議会改革の取り組み
 ・三重県いなべ市「議会運営及び議会改革について」

いなべ市
人口(R5/7/1)
44,841人
面積
219.83㎢
産業別
第1次 2.1%
第2次 59.8%
第3次 28.4%
分類不能 9.7%
就業人口
29,997人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時

・早稲田大の議会改革ランク 条例制定前は700位から800位 制定後2021年39位2022年98位
・議会だより紙面全ページフルカラーにリニューアル
・意見をハガキからフォームに変更し5~60件から倍増
・ICT推進基本方針はほとんどできている
・議会だよりの電子化やカタログポケット配信 HPも10月には再整備完了
・意見箱を3カ所設置
・参考人制度を活用して請願者による趣旨説明の機会
・議会基本条例の検証は地方議会成熟度評価モデルを活用して見直し
・検証評価の肝は議員一人一人に自己評価表を配っての振り返り
・事業評価は基本事業を拾ってぶら下がる事務事業すべてを検証
・事業評価シートを持ち寄って討議
・住民参画が大きな課題これから取り組んでいく
・検証評価は昨年まで各会派から1名 今年度から正副+リーダー3人サブリーダー3人の8人
・行政改革はコスト削減 議会改革は定数削減や報酬ではなく住民福祉向上のため

-所感-
 初めての議会運営委員会としての他議会の視察でした。同じ年齢、同じ姓、同じ職員上がりの委員長が当たり前に質の高い議会改革を進めている姿をみて、豊岡市の議会改革の至らなさに愕然としました。年1回の議会条例の検証や議会改革ランキングの向上など取り組んでいかなければなりません。良い市政と良い議会がそろって初めて良い町づくりが出来るのだと思います。ちなみに但馬で最高ランクは朝来市議会269位でした。

 ・三重県四日市市「議会運営及び議会改革について」

四日市市
人口(R5/7/1)
308,379人
面積
206.50.㎢
産業別
第1次 1.25%
第2次 33.18%
第3次 62.13%
分類不能 3.44%
就業人口
139,499人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時

・本会議も委員会もネット配信、youtube、ケーブルテレビ テロップはケーブルテレビ
・電子採決や大型スクリーンは議会費でなく総務費で整備2700万くらい
・市議会モニター制度 可能な限り傍聴頂き文書で意見を提出 議会を知ってもらう機会 60歳以上がほとんど
・シティミーティングは議会基本条例の3本柱のひとつ 議会としての考え方を知ってもらう 参加者の固定化や若い人が少ない
・出前型ワイワイ会議 高校や大学など学校に出向く
・報告会の実施状況や評価課題、意見交換会の意見は整理してHPや議会だよりで報告
・議案に対する意見募集は委員会審査に活用 数が少ない 市民の関心の高い議案をピックアップしたい
・高校生議会は高校生の意見として提出できる機会は貴重との意見
・議員政策研究会 全議員が一堂に会して政策立案の場として設置 全体会と各テーマごとの分科会 各会派から募集して全体会で決める 市長に提言
・政策サイクル 予算編成に向けた政策提言を取りまとめ、次年度当初予算に反映させる 論点整理シートをもとに全体外で議論
・論点整理シート8月、提言チェックシート2月執行部にも記載
・通年議会 350日間を定例会年1回の期間 緊急議会は臨時会 休会中の活動がしやすくなった
・補助金に関する調査を大学に依頼 政策提言を市長に
・議会アドバイザー制度は固定費はかかっていない

-所感-
議長選挙は正に選挙であり、所信表明演説で方針を発表するとのこと。リーダーを決める取組みとして当たり前のことだと気づきました。また四日市はコンビナートのぜんそく訴訟で市民や議会が一丸となって公を動かしてきた経緯・熱意が今なお息づいていると感じました。

2023年8月26日土曜日

会報23号夏号、暑さにへこたれ少しずつ配布中です

会報23号夏号、現在少しずつ配布しています!
ただ30分以上炎天下にいると配る手にも汗がべったりで・・・

今回は前回の日高医療センターや学校など公共施設整備を着眼点に6月議会の一般質問をまとめました。

そもそもの発端は国分寺や東構など人口が増え続けている地域の実情と区長さんからお聞きする課題に対して、旧日高町時代のまちづくりの流れから今に至る功罪からです。
合併前にほとんど完成したと思われた旧日高町のまちづくり。
それ故に合併後は最低限のメンテナンスだけで、まちづくりの方針や管理がなされないまま十数年超。
いまや民間事業者それぞれでの開発が進み、また国分寺跡など国買収事業後も描かれないまま放置されている現状です。

暮らしやすく便利だから人口が増えて地価が上がる。これが基本だと思います。
外の人をジャンジャン呼び込むことで観光に携わる人々の暮らしを支える部分も大切ですが、まちに暮らす人々の暮らしやすさを基本に、それこそ市民福祉の向上が最大のお題です。

質問に際し豊岡市の都市計画マスタープランを他市町村のそれと見比べて愕然としました。
新文化会館や小中一貫校などまちのグランドデザインに関わる事業計画に対して、まちづくりの総合的な視点が足りていないのではないでしょうか。
今後も継続的にこの観点からの質問は続けていきたいと思います。

もし誤りなどございましたらどんどんご指摘いただきたいと思います。

あと季刊「ひろしんぶん」を読みたい!欲しい!と嬉しい声をあげてくださる方、読んでみてこう思ったなど感想もございましたら、ご一報いただければと思います。

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ちなみに6月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。
今回は途中で防災訓練が入るということ。1期目の時にもありましたが、その際は中入り後ボロボロになったのでそうならないように気合を入れました。
一人語りが長くならないように答弁者とキャッチボールをしっかり出来るように早い回転も意識しましたが、議長から途中「ひろし議員」と呼ばれて・・・言い間違えるほど頻繁に名前を呼ばせたかな?
そんな6月議会の質疑の様子は、下記より動画をご覧いただければ幸いです。是非ご感想もお聞かせください。

2023年6月21日水曜日

総務常任委員会 管外視察その2

 2日目

 早朝散歩。今市コミュニティセンター入り口の看板に自治会加入相談のも。

●石見銀山 ゆうひパーク浜田→ゆとりパークたまがわ

 まずは石見銀山世界遺産センターへ。世界遺産に登録されたのは2つの道、2つの港、4つの砦、そして銀山本体。トータルの背景で世界遺産とのこと。この地だけ見て世界遺産ということではないとのこと。

 龍源寺間歩は生野や明延より早く閉山のためか古く、低いので終始腰を屈めたまま。
 レンタサイクルとセットで満足度高いものに。
 清水谷選鉱場跡は神子畑と同じような段々。大正期に払い下げを受けた会社が設置するも一年半でやめたとか。大変な損失かと。

 戻ってくると自転車は10台もないくらい出払っていました。
 まちなみは先日NHKのEテレでみた通り。阿瀬渓谷に向かう金谷地区のような雰囲気ながら家屋やまちなみの保全は素晴らしく、レンタサイクルはおそらく100台近い台数があり、電動自転車を借りて間歩へ。廃ガソリンスタンドがレンタサイクル店に。ワンオペで大変、時間超過しても集金できないくらい。
 60軒近くリノベーションされてきた中村ブレイズという会社の社会貢献は高く評価されるべきと。

 午後からの特定地域づくり事業協同組合の視察先、山口県萩市へ。
 特定地域づくり事業協同組合の視察先、山口県萩市むつみ総合事務所。
 この旧むつみ村はイージスアショア設置予定地だったそうで防衛予算がたんまりだったとか。
 事務局長はこの村出身で部長までなられた方、まさにキーマンそのものの人物でした。

-山口県萩市-

 萩市は、山口県の北部に位置し、総面積は698.31平方キロメートルで、県土の約11.4%に当たる。北部は日本海に面し、東部は益田市(島根県)、津和野町(島根県)、阿武町、南東部は山口市、阿東町、西部は長門市、美祢市に接している。地形は、全体として東部の中国山地から北西部の日本海に向かう傾斜地で、南部市境界付近に標高700mを超える山々が連なっている。低地は少なく、阿武川河口部に形成された三角州にある市街地とその周辺地に見られ、丘陵地は、田万川地域から須佐地域にかけての臨海部に比較的なだらかに広がっている程度で、大半を山地が占めている。日本海の沖あいには、大島、相島、櫃島、羽島、肥島、尾島の六つの平らな火山島が浮かび、はるか40km先には見島がある。そのうち見島、大島、相島、櫃島は有人島。ホルンフェルスに代表される北長門海岸国定公園指定の美しい海岸線、東洋一小さい活火山である笠山、国指定天然記念物の明神池、国指定名勝の長門峡など海、山、川のすばらしい自然に恵まれている。
 気候は、沿岸部においては対馬海流の影響を受けて比較的温暖であり、中山間部においては盆地特有の気候で、変化に富んだ豊かな自然環境を有している。
 全国有数の観光都市として有名だが、第一次産業の就業者数や生産額のウェートは高く、県下でも有数の農林水産業地域と位置づけられている。コシヒカリ等の米、「千石台大根」、「山口あぶトマト」などの農産物や「萩の瀬つきあじ」、「萩の真ふぐ」、「須佐男命(みこと)いか」などの水産物は、萩のブランド産品。伝統工芸品として、「一楽二萩三唐津」と呼ばれ、我が国屈指の焼き物である「萩焼」が有名。
 日本で唯一「江戸時代の地図がそのまま使えるまち」といわれるほど、毛利藩政期に形成された城下町のたたずまいが都市遺産として今なお現存している。また、吉田松陰をはじめ高杉晋作や伊藤博文など近代日本の夜明けを告げた人々を輩出した「明治維新胎動の地」。まちじゅうが屋根のない博物館のようであり、これらの歴史・文化遺産、自然を保存・活用したまちづくり、観光地づくりを、「萩まちじゅう博物館構想」と称して構想実現に向け取り組んでいる。「萩まちじゅう博物館構想」への高い評価や水の都・萩の景観を川から眺める「萩八景遊覧船」の就航、「はぎ温泉」の開湯、「おもてなし」の推進などにより観光客も近年増加傾向にある。さらに、萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾、萩城下町の5つの資産が、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭産業」世界遺産に登録(平成27年7月)され、萩固有の有形・無形の資産を活用し、新たな観光形態である「学ぶ観光」・「教育観光」にも取り組んでいる。

萩市
人口(R4/9/30)
43,877人
面積
698.31㎢
産業別
第1次 12.1%
第2次 18.0%
第3次 68.4%
分類不能 1.5%
就業人口
21,719人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時


・視察テーマ はぎ特定地域づくり事業協同組合について
-メモ-
・昨年4月に総会5月に事業開始と出来たばかりの協同組合
・年間を通した仕事がない地域 12月まで忙しく、雪が降ると2月くらいまで仕事がない
・人材をどこかが雇用する必要 組み合わせて1年間仕事を作る
・安定した雇用環境と生活ができる賃金水準が目的
・農業が主体のところなのでそんなに職種がない
・利用料が半分、残り半分を国が1/4、特別交付税1/8、市町村が1/8 上限3千万/6人 触れ通りにはいかない
・労働者派遣法が厳しい
・加州トマトと秋冬大根の産地 手選果 15人ぐらいいるが人がいなくなってきた
・労働力がないと機械が動かないことから制度を研究 位置づけは移住定住対策の一環
・発起人は商工会と農業法人3社と酒蔵 公募ではなく5人を指名
・組合員 農協の利用事業が一番多いので山口県農協にいったが打っても響かない
・事務局職員、誰もやらないので現事務局長に 行政支援員 行政か農協もしくは兼務職員を作らないと実際は出来ない
・派遣職員 スマウトで募集 4人採用試験
・農繁期は4月から10月まで引っ張りだこ 稼働率が8割ないといけない
・労働派遣法は無期雇用が条件、10カ所あればお互い派遣契約を結ぶ必要がある
・労働派遣文弥は定款の中にきっちり書いていないと認められない 定款に無いものは改めて定款変更の手続きがいる
・労使協定 最賃1000円 通勤手当は派遣にはなじまない キロ15円費用弁償
・派遣利用料金10% 翌月請求 草刈り1.2倍休憩もはさむ オペレーターでコンバインなど1.5倍 派遣実績に応じて組合賦課金
・勤務地は地域内だが冬は仕事がないので出稼ぎで萩市内へ 水産加工業は贈答品で忙しい
・これまではパートの人が多かった 厚生年金だけでも将来役に立つかがわかると伝えている
・事務局長 派遣先の調整を毎日 シフト表を作っている
・福利厚生で業務災害補償と賠償責任保険に加入 派遣法では不要ながら
・法定旧家は守ろうと思うができない、振替日がない
・労働省はキャリアアップ前提だが3年でやめられたら困る
・年間雇用が難しい企業にとって期間雇用 出資は個人1口5万、法人は2口から
・問い合わせはだんだん増えてくる 出資金は捨て金ではない
・職員は通算5人 指名もある
・インボイスも仕入れ消費税として
・国はマルチワークで働くということがあるので80%を切ると厳しい
〇質疑
・派遣を希望するところでないと組合員にならない 銀行は中小企業ではない
・派遣事業以外の儲かる事業をしている事例もある
・農業振興施策でないと移住政策担当で進めると難しい
〇所感
 事業立ち上げ時の混乱と軌道に乗ってきた継続の安心との両方を感じ、起業したころのことを少し思い出した。事務局長が正にキーマンで扇の要だが、色々な地域でこの仕組みを導入するのは起業以外の何物でもないため本当に難しいと思う。
 総務省は地域おこし協力隊の卒業後の新たなステージとしてこの形態をイメージしているが、現実には事務処理に長けた経営人材が必要不可欠であり、その人材自体は極めて少ないと言える。
 一方で副業やフリーワークが進む中、この事業形態は可能性を秘めているともいえる。
かの
3日目
 
早朝散歩。市内は地下道が多く設置されており、これだけでも国の手厚さが伺えます。また全域過疎地域に指定されており、明倫学舎整備に24億!国の手厚さが感じられます。

●萩城下町
 この視察2カ所目の世界遺産、松下村塾と松陰神社へ。
 綺麗に掃き清められており、株式会社ショウインの文字があちこちに。この地この場所はまさに聖地であることは間違いなく、お守りを3人分購入、売店で夏みかん関連などを買う。
重い、大失敗!!
 循環バスで萩市役所に向かい、その後レンタサイクルを借りて萩博物館へ。レンタサイクル2回目&ガイド2人目。行く途中でバスと運転手さんを発見し、荷物を置くことに成功!
 近代化の礎としての世界遺産、その長州ファイブは政治2人、鉄道、造幣局、東大工学部の祖それぞれ1人づつという構成員。
 萩という地形の特殊性と町並みの保全による土壁による風除けを伴った夏みかん栽培の産業化が特に印象深かった。
 伊予藩から来た方が夏みかんを持ち帰って改良したものがイヨカンであり基は萩とのこと、いよかんも栽培してると悔しそうなガイドさんの顔も良かった。
 博物館では山内、毛利と戦国時代から自然の話、町並み、維新の家柄など多岐に。まちづくり、国づくりは人こそ礎。長州ファイブのロンドン大学密航チャレンジは1人千両を支払っているとのこと。人に投資する強み、その縁を顔写真見ながら説明受けて改めて感じました。
 見事な町並み、武家屋敷群を抜けてレンタサイクルを返却し、3人目のガイドが待つ萩・明倫学舎へ。
 産業革命遺産の5つのうち、城下町や松下村塾以外の3つは反射炉、たたら製鉄遺跡、造船所跡と全て戦に関してのものでした。
 幕末ミュージアムと世界遺産ビジターセンターの2部構成でしたが、幕末ミュージアムはおがわさんという古美術商をされていた方の寄贈コレクションとのこと。一級品の資料ばかりで見事です。
 萩の産業は夏みかんと萩焼かな?と思いつつ、何気に萩焼については説明がなかったのはあえてなのか。
 最後、完成しなかった反射炉に寄って全行程終了。反射炉は無念さがここまで現存する原動力なことに疑う余地はなく、立地や海運など条件が全て整っているのに、さぞ悔しかったことと思います。

・追記
 山陰地方の石州瓦の家並みは美しく、豊岡だと森尾の平尾邸だと村岡議員が言われたのは印象的でした。また萩市街地の街路樹はあまり大きくならない盆栽の様な樹木でした。
 石見銀山の町並み、リアルな生活と観光の両立というか住み分けは気になる所。せっかく移住してきたのに生活圏に他人の目が入ってくるのはどうなんだろう。
 反射炉を見せてもらえて完成した直轄地韮崎と見せてもらえずスケッチだけだった長州。佐賀に対する恨みは深いと感じた。

・帰路道の駅
 ゆとりパークたまがわ→ゆうひパーク浜田→キララ多伎→琴の浦→大山恵みの里→西いなば気楽里→道の駅山陰海岸ジオパーク浜坂の郷 約9時間

2023年6月10日土曜日

総務常任委員会の管外視察 その1

 今年度の委員会視察は総務委員長という役目と共に、全行程小型バスでの移動という日程で、鳥取を横断して、目的地島根・山口へと向かいました。

 道中スムーズで、予定よりかなり早く着いたので議場を先に見学。病院管理者が教育長の隣にあり、市営なのかと。傍聴席はパイプ椅子。可動式。
 質問席は隣に椅子席あり。手元画面には全体と同じく残り時間など表示。
 庁舎のサインや色使いが役所らしくなくポップ、案内も課名でなく内容表示されており、利用者に配慮されています。

1日目-島根県雲南市- 道の駅山陰海岸ジオパーク浜坂の郷→西いなば気楽里→大山恵の里→さくらの里きすき

 雲南市は、島根県の東部に位置し県都松江市と出雲市の南に隣接、南部は広島県に接している。南部は毛無山(1,062m)を頂点に中国山地に至り、北部は出雲平野に続いていることから、標高差が大きく、市内には、斐伊川本流と支流の赤川、三刀屋川、久野川、その支流である阿用川、吉田川などが流れている。加茂町から大東町、木次町、三刀屋町にかけて、斐伊川と赤川、三刀屋川の合流地点を中心とした平坦部が広がっており、吉田町、掛合町では中国山地に至る広範な山間部を形成している。中国山地を源とする県東部最大の河川である斐伊川が古くから内陸水運が暮らしや経済を支えてきた。斐伊川本流とその支流である三刀屋川や赤川、久野川等の結びつきから、地勢的な連続性があり、水系による一体性のある地域といえる。

 総面積は553.18キロ平方メートルで島根県の総面積の8.3%を占め、その大半が林野である。平成26年度に中国横断自動車道尾道松江線が全線開通し、新たに山陽、四国方面と高速道路で結ばれ、産業や観光の分野において、さらなる交流の促進が期待される。
 ヤマタノオロチ伝説で知られ、各地に神話や伝説、神楽などが伝承されており、加茂岩倉遺跡や神原神社古墳をはじめとした多くの遺跡や古墳が発掘されている。国宝に指定された銅鐸やたたら製鉄など、地域特有の歴史や文化をもつ。また、農村景観や神楽、囃子など、暮らしに根ざした農村文化が豊富であり、日本のふるさとの原点ともいうべき歴史・文化が息づいている。
 斐伊川の支流周辺の低地では農耕が営まれ、山間地ではたたら製鉄や炭焼きがさかんに行われてきた。有機農業の取り組みが盛んで、新鮮で安全な農産物や食材が豊富に生産されている。また、県内有数の製造業の集積地であり、加えて、商業集積もすすむなど地域の雇用を支えている。また、山陰と山陽を結ぶ主要街道上に位置することから、陰陽を結ぶ交通の要衝として栄えてきた。

雲南市
人口(R4/4/1)
36,148人
面積
553.18㎢
産業別
第1次 9.3%
第2次 26.7%
第3次 60.0%
分類不能 4.0%
就業人口
19,267人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時
豊岡市
人口(R4/10/1)
75,500人
面積
697.55㎢
産業別
第1次 5.6%
第2次 26.6%
第3次 66.5%
分類不能 1.3%
就業人口
39,194人
※産業別、就業人口はR2国勢調査時


・視察テーマ 小規模多機能自治について
-メモ- 小規模多機能自治による住民主体のまちづくり
・地域運営組織であり、規模は昭和半ばの小学校区域、明治くらいの村の単位。
・取り組みは3つ 持続可能性の確保(地域づくり)、安心安全の確保(地域福祉)、歴史文化の活用(生涯学習)
・考え方は一人1票とし、色々な意見を取り入れよう
・拠点は30組織、すべて交流センターを指定管理
・平成22年に公民館を廃止
・地域計画は任意だが昨年度末で全ての地域で策定済み
・中学生以上対象に一人1票の住民アンケートを実施、回答率山間部90%、都市部70%程度
・H19年合併後、44組織から15年以上変遷を重ねている
・常設事務局が2人と非常勤3人くらい、地域が直接雇用。30人くらい職員がいるところもある。
・水道検診や有料ボランティアなど雇用して時給制
・地域づくり活動等交付金 平均1000万トータル3億くらい 8割5分が人件費
・交付金の財源は過疎債と介護保険
・指定管理料は維持管理費のみ百数十万で人件費は活動交付金内 管理が仕事になってしまう 活動が重要
・人口減少 人の繋がりは2割減で4割減ってしまう 5人で10通りが4人で6通り
・ネットワークづくりが重要
・小規模多機能自治組織と自治会の違いは、補うような補完性の関係が重要
・防災上、市と協定を結び交流センターが指定避難所で一番最初に開くことになっている
・避難をどうやってするのか お互いの役割分担をしながら相乗効果を発揮(地域の総力)
〇事例
・預かり保育:公立幼稚園を自分たちで預かり保育 農村部で昔からの慣習、他地域でも同様
・ごはんのじかん:嫁に来ても話をする機会がない、家庭の味の伝承がない→あつまってはじめられた 年6回くらい、コンサートなども
・はたマーケット:商店が閉店 廃校になった学校の1室で平日のみ 1000品目 交流センターの中にあり公民館では社会教育法上実施出来ない取り組み たすけ愛号は地域内送迎
・笑んがわ市:JAが閉店 サロンと産直市を1週間に1回開設 地域内でお金を回す仕組み 移動販売なども来る
・安心生活見守り事業:水道検針と見守り 24時間体制で避難行動要支援者の見守りSOS
・移動支援:地区内300円
・福祉カード作成:住民台帳を作る 個別に了承を得て作成 お願い会員とまかせて会員
・黄色い旗運動:朝上げて夜しまう 全世帯で実施 つながりや防犯に
・農家レストラン:昼食会場 ふるさと納税にもつながっている
・体験型宿泊施設:早稲田大学とコラボ
〇ポイント
・高齢者の福祉関係に重き
・子供たちへの取組 地域独自の預かりはどこも力を入れている
・仕組み自体も3年に1度くらい制度の見直しをし、状況に応じた取り組み
・小さい地域の方が参加率は多い
・国の補助金なども自分たちで取ってくる
・危機感がない地域はない
・次の担い手が大きな課題 担い手育成補助金も制度化、財源はふるさと納税
・自主組織はほとんど任意団体でNPOなどはそぐわない
・制度を変えていくことをいとわない
〇所感
 豊岡市の地域コミュニティの取組のはるか先を進んでいる事例の数々は圧巻!
 地域住民の方が危機感を持ち、主体的に楽しみながら課題解決を考えて試行錯誤しながら実施されており、あらゆる知恵や工夫、考えが取り組みを生み出し続けて成果に結びついているのだと実感。豊岡市も抜くところと力を入れるべきところを学ぶべきと感じた。
 また事例は内発的であり、地域コミュニティ組織の方こそ意見交換しながら学べることが多いように思いました。

2023年5月27日土曜日

会報22号春号、ようやく完成しました!

会報22号春号、これから配布していきます!少しお時間をください。

今回は豊岡市議会と豊岡病院組合議会の3月議会で行った一般質問をまとめました。
医療、福祉、介護分野は自分自身縁が遠いことと、若干苦手意識もあり出来れば避けて通ってきた所でもありました。
日頃から「しなければならない時に楽をしたら、後で必ず大きなツケを払うことになるぞ」と言ってきたことが現実に・・・

日高医療センターの議論が本格化している今だからこそ、向き合わなければならないテーマだと一念発起しましたが、業界であることやそれぞれの分野が深く、理想と現実のギャップや法律の枠組みも複雑で正しく捉えきれているのかずっと不安なままです。

もし誤りなどございましたらどんどんご指摘いただきたいと思います。

あと季刊「ひろしんぶん」を読みたい!欲しい!と嬉しい声をあげてくださる方、読んでみてこう思ったなど感想もございましたら、ご一報いただければと思います。

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ちなみに3月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。
今回も事前に質問の内容は当局とやり取りしていましたが、市の守備範囲とそれ以外のテリトリーを明確につかんでいないので前向きな答弁を引き出す所まで届かず残念でした。
ただ、市がこれまで正面から向き合っていない未知の分野であるようにも感じ、今後もしっかり研究を進めていきたいと思います。
そんな3月議会の質疑の様子は、下記より動画をご覧いただければ幸いです。是非ご感想もお聞かせください。

2023年4月11日火曜日

新年度がスタートしましたね

皆様ご無沙汰いたしております。
卒業そして入学シーズンに我が家は2名該当し、ついに小学生がゼロ。大きくなったなぁと実感しました。

さて統一地方選挙がようやく終わり、合区となった豊岡市と美方郡の北但馬2人区は無事現職である門間県議と橘県議が当選されました。本当におめでとうございます。

この記事を書くまでの間に2つの3月議会(豊岡市議会・豊岡病院組合議会)を終えました。
詳しくは会報22号に掲載いたしますが、今回の一般質問では福祉、医療、介護、看護などこれまであまり触れてこなかったジャンルを両議会でリレーのように繋げて行いました。
病院のことは病院組合、介護や福祉のことは市とそれぞれ役割分担していますが、トータルで考えるのは病院設置者である市の範疇だと思います。
特に医療はこれまで自分事として取り組んでいないため、市の認識や取組に対する温度は低く、先々のことを考えると大丈夫なのかと不安を覚えます。

過疎地域である但馬2次医療圏では市町の垣根を越え、県や関係機関としっかりスクラムを組んで取り組んでいかなければなりません。そのためにまずは現状と今後について説明機会を多く作り理解を深める必要がありますが、再編の渦中である日高医療センターの住民説明会はいつになるのやら・・・
新年度で人事異動など体制づくりに時間がかかるのは仕方ないのかもしれませんが、持続可能な地域づくりは安全安心の土台がしっかりないと進められないのではと思います。

2023年2月20日月曜日

会報21号冬号完成&ボチボチ配布中です。

会報21号冬号を発行し、ただいま配布中です!少しお時間をください。

12月議会で総務委員長としての初登板、組織改編の議案が大炎上となり、建設経済委員長としての初登板がデジャブ―のように記憶をよぎりました。

他の議員や市職員の方々からは「さすが、持ってるねぇ!」とお声掛けをいただきましたが、前回炎上した水道料金の値上げとは内容が全く異なり、総務委員会の手に余る内容・・・同一会派の議員が委員会に所属していないので、完全に委員会メンバーにお任せ。どこまで議論が出来るのか、いくつかのパターンを想定しつつ委員会運営をしました。

市の組織の改編にあわせて、議会の委員会の構成も変えなあかんのではと言ってきたのですが、議会運営委員会では部を裁断し、現状の所管にすり合わせた最低限の構成変更。4月からやってみて、それから変えたらいいとの声。大規模な組織改編に大きく反対した人々だからこその判断だなと、変に納得しました。

市の組織に合わせて委員会構成も変えるべきという私の声は理解は頂けているので、良いアイデアを考え、タイミングを見てお示しできるように準備していきたいと思います。

季刊「ひろしんぶん」を読みたい!欲しい!と嬉しい声をあげてくださる方は、ご一報いただければと思います。

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ちなみに12月議会の一般質問リンクも掲載しておきます。
事前に質問の内容についてはやり取りをしていましたが、答弁いただく方々からはさらに踏み込んだ質問には答えられないとも。
もちろん市で取り組んでいること以外を詳しく聞かれても困るのは承知しておりますので。
そんな12月議会の質疑の様子は、下記より動画をご覧いただければ幸いです。是非ご感想もお聞かせください。